2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

未完成 日本における安全保障の変遷

はじめに「日本国憲法と大日本帝国憲法」 大日本帝国憲法は近代憲法として備えるべき原理を備えていたが、その保障は現代からみると不十分なものだった。 わが国における最初の近代憲法は大日本帝国憲法である。明治憲法ともいわれるこの成文憲法は、確かに…

道徳感情論

道徳感情論 「人間本姓の二面性」 「人間がどんなに利己的なものと想定されうるにしても、あきらかに人間の本性の中には、何か別の原理があり、それ ... もち、他人の幸福を--それを見る喜びの他にはなにも引き出さないにもかかわらず--自分にとって必要なも…

ウェブ社会

2006年あたりから、インターネットが日本における三度目のブームを迎えている。そこでは、インターネットによって世界に大変化が起こることが予期されている。だが、著者はそもそも「今日に至るまで、インターネット関連産業が社会を変えるほどの大きな力を…

ティンバーゲンの定理とマンデルの定理

ティンバーゲンの定理とマンデルの定理ティンバーゲンの定理とは、「N個の独立した政策目標を達成するためには、N個の独立した政策手段が必要」というものである。つまり、成長と安定化と再分配の3つ目標を達成するためには、3つの政策手段が必要だという…

景気の安定と経済成長の関係

主題 景気の安定と経済成長の関係要約 景気の安定化は、経済成長にプラスである。激しい景気変動は、長期的な投資活動及び人材育成や新技術の開発の停滞を招くからである。たしかに、景気循環は、非効率な老舗企業から効率的な新興企業へ資本を移転すること…

探求1

探求1われわれは、語る立場から教える立場へ態度を変更しなければならない。語る立場とは、言葉が他者に伝わらなくてもそれ自体で意味をなすという立場であり、教える立場とは、言葉は他者に伝わらなくては意味をなさないという立場である。そして、言葉が…

資産負債APと収益費用APその2

1会計目的視点 予測か実績か資産負債APの会計目的は、BSにより将来CFの予測情報を提供することである。これに対し、収益費用Apの会計目的は、当期の純利益により業績表示利益を情報提供することである。この違いは、両者の間に、投資意思決定に重要な情報の…

フェミニズム

(リベラルフェミニズム) 「フェミニズムとは」問い フェミニズムとはなにか 答え 女性の自由、平等、人権を求める思想 説明 一期 二期 三期フェミニズムとは、女性の自由、平等、人権をもとめる思想である。この定義は、フェミニズムが18世紀近代自由思…

グローバリゼーション

「グローバリゼーションとは」グローバリゼーションは、世界の一体化、一元化と同時に、分裂化、格差化をもたらす。一体化、一元化の理由は、情報通信、運輸技術の発展による時間空間圧縮と人々の境界意識希薄化にもとめられる。運輸技術の例としては、ジェ…

ROIとRI

「投資センター業績評価指標としてのROIとRIの優劣」1業績評価指標はどのような誘因をもたらすかROIは、利益÷資本で計算される。よって、通常分母の資本が大きくなると、利益率が低下する。そのため、管理者は積極的な投資活動を回避する傾向にあり、短期的…

ABCとABM

「ABCとABMによる収益性の改善」 1ABC 現行の製品ラインを改編することによって、収益性を改善するには、ABCによる事業の再構築が考えられる。ABCでは、収益性の低い製品から撤退し、収益性の高い製品に特化していく。そのため、資源の最適配分により、収益…

収益費用APと資産負債Ap

「収益費用APと資産負債AP」 収益費用APはPL重視の考え方である。この考え方によれば、会計目的は事後情報であるPLの純利益によって企業の業績表示利益を算定することである。これに対し、資産負債APはBS重視の考え方である。この考え方によれば、会計目的は…

「後入れ先出し法の論拠」

「後入れ先出し法の論拠」LIFOの利点は2つある。ひとつは、収益と費用が同一価格水準で対応するため、販売とは無関係な保有利得を排除することできることである。もうひとつは、実物資本維持である。まず、前者について、具体的に考えてみよう。例えば、5…