2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

一般意志2,0(2章)

1ルソーの社会契約論 ルソーにおける社会契約とは「自分の持つすべての権利とともに自分を共同体全体に譲渡すること」である。この社会契約が共同体をつくり、その結果「一般意志」が生まれる。この一般意志は共同体の主権者であるゆえ、市民は絶対に従わな…

一般意志2.0(1章)

東浩紀が語る未来社会についての夢はルソーの社会契約論と情報技術革命が交差する点で成立している。 まずはルソーの文脈、いわゆる「ジャンジャックルソー問題」について見ていくことにしよう。これは、ルソーが2つの矛盾する顔を持っているという問題、極…

魔法少女まどか☆マギカ ニコ生プラネッツ(前半)

「またループかよ・・・」『まど☆マギ』を見たときの率直な感想である。ループものは『時をかける少女』ですでに頂点に達しており、これ以上の作品はもう出ないと思っていたし、ハルヒのエンドレスエイトや他のライトノベルなどでも見られる使い古された手法…

ゼロ想一章

『新世紀エヴァンゲリオン』に見られる「古い想像力」 「古い想像力」には2つの際立った特徴がある。 ひとつめは「引きこもり・心理主義」である。行為「する・した」による社会的自己実現ではなく、設定「である・でない」による自己像の承認にアイデンテ…

ゼロ想インタビュー

『ゼロ想』の執筆動機について宇野氏は「東浩紀さんの設定した問題」を更新したかったと語る。 「終わりなき日常」をどう生きるか。これが東浩紀以前の議論だった。大きな物語が凋落し、生きる意味が社会から与えられなくなった時代においてどう生きるかとい…

中野、柴山対談 「くたばれグローバル資本主義」

2011年12月22日、「ニコ生トークセッション『グローバル恐慌の真相』中野剛志×柴山桂太」で両氏の対談が行われた。京都大学大学院・中野剛志准教授は、『TPP亡国論』で反対派の急先鋒として一躍有名になった。そして今回、氏と院生時代からの友人である滋賀…

1問題提起 紛争は対立から生まれる。対立は価値の共存から生まれる。もし価値の共存がなければ、つまり、単一の価値しか認められない社会であれば、そもそも対立など生まれないだろう。紛争を根絶するということは、我々がひとつの価値しか認められない社会…

メモ

メモ1テーマ 結婚しない若者 定義 何を意味しているのか 結婚適齢期と呼ばれる年齢になっても独身でいる若者のこと 現象 現在何が起こっているのか 気ままなライフスタイルを謳歌・個人消費の低迷 結果 その結果どうなるのか 少子化・年金制度の崩壊 なぜそ…